12月から2月まで着回すファーベストの3ヶ月コーディネート術
ファーベストは秋のアイテムだと思っていませんか？
実はインナーの選び方やアウターとの組み合わせ次第で、真冬から春先まで長く楽しめる優秀なアイテムです。
今回は12月から2月にかけての気温やシーンに合わせた、具体的なスタイリング例をご紹介します。
ファーベストをクローゼットに眠らせている方も、ファーベストに挑戦してみたい方も、この冬こそ活用させてみましょう！
12月：イベントシーズンは華やかさを主役に
12月はクリスマスや忘年会など、人に会う機会が増える季節です。
ファーの持つリッチな素材感を活かして、特別感のあるコーディネートを楽しみましょう。
ポイントは、色味を抑えてシックにまとめることです。
おすすめのスタイルは、ブラックのタートルネックニットとタイトスカートのセットアップに、ベージュやグレーのファーベストを羽織るコーディネート。
全身をダークトーンで引き締めつつ、ファーのボリュームで視線を上に集めることでスタイルアップ効果が期待できます。
足元はショートブーツを合わせ、ゴールドのアクセサリーを添えれば、夜のディナーにも対応できる上品な装いが完成します。
カジュアルに過ごす休日のショッピングなら、ロゴスウェットの上にファーベストを重ねるスタイルがおすすめです。
ボトムスにはデニムではなく、あえてサテンやプリーツなどの揺れるスカートを合わせることで、カジュアルになりすぎず大人の余裕を演出できます。
1月：極寒期はアウターオンアウターで防寒と鮮度を
一年で最も寒さが厳しい1月は、ファーベスト一枚では心もとない日も増えます。
この時期は「アウターの中に着る」または「アウターの上に着る」レイヤードテクニックが活躍します。
保温性を高めながら、マンネリしがちな冬コーデに奥行きを出しましょう。
ウールのロングコートの上にファーベストを重ねるスタイルは、ここ数年のトレンドであり、暖かさも抜群です。
シンプルなノーカラーコートの上から同系色のファーベストをレイヤードすると、まるで襟付きのデザインコートのような一体感が生まれます。
コートののっぺりとした印象を払拭し、ラグジュアリーな雰囲気を楽しめます。
逆に、オーバーサイズのトレンチコートやモッズコートの中にファーベストを仕込むのも実用的です。
前を開けて着たときにチラリと見えるファーがアクセントになり、背中やお腹周りをしっかりと温めてくれます。
室内でアウターを脱いだ際も、ファーベストがあれば肌寒さを感じずにおしゃれをキープできます。
2月：春を予感させる軽やかな色と素材使い
暦の上では春を迎える2月ですが、外気はまだ冷たい時期です。
冬の重たいコーディネートから抜け出すために、防寒性はそのままに、色使いやインナーの素材で春らしさを取り入れましょう。
おすすめは、ホワイトやアイボリーのワントーンコーデにファーベストを合わせるスタイルです。
白のニットパンツやコットンのロングワンピースなど、明るい色をベースにすることで見た目の重さを軽減します。
ファーベストもライトグレーやオフホワイトなどの明るい色を選ぶと、顔周りがパッと華やぎます。
また、インナーを厚手のニットから春仕様のブラウスやシャツに変えるのも効果的です。
ボウタイブラウスやストライプシャツの上にファーベストを羽織れば、きちんと感のある春の先取りコーデになります。
足元はブーツからローファーやパンプスに変えて、少し足首を見せることで軽快な印象を与えられます。
まとめ
ファーベストは着る時期が短いと思われがちですが、合わせるアイテムを変えるだけで3ヶ月間フルに活躍します。
12月は主役として華やかに、1月はレイヤードで暖かく、2月は色使いで軽やかに。
ぜひ季節ごとの変化を楽しみながら、冬のファッションに取り入れてみてください。