かごバッグと聞くと、太陽が眩しい夏の季節や、涼しげなリゾートスタイルを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
たしかに、天然素材で編まれたかごバッグは夏の定番アイテムとして大活躍してくれます。
しかし、お気に入りのかごバッグを夏だけの出番でクローゼットの奥にしまってしまうのは、少しもったいないですよね。
実は、ちょっとしたアレンジを加えたり、合わせるお洋服を工夫したりするだけで、かごバッグは春夏秋冬、一年を通して楽しめる優秀なファッションアイテムに変身するのです。
季節感の異なる異素材のお洋服と組み合わせることで、コーディネートに程よい「抜け感」や「遊び心」をプラスしてくれるのが、かごバッグ最大の魅力です。
今回は、かごバッグをオールシーズン楽しむための季節別アレンジテクニックと、大人に似合うコーディネート例をたっぷりとご紹介します。
お手持ちのかごバッグを思い浮かべながら、ぜひ毎日のスタイリングの参考にしてみてくださいね。
春:軽やかな装いに華やぎを添えるアレンジ&コーデ
冬の重たいコートを脱ぎ捨てて、心まで軽やかになる春。
かごバッグは、そんな春の柔らかな空気にとてもよく似合います。
【春のアレンジ例】
春のかごバッグには、明るいカラーのスカーフやバンダナを取り入れたアレンジがおすすめです。
持ち手の部分にシルクのスカーフをくるくると巻きつければ、手元の汚れ防止になるだけでなく、上品で華やかな印象を与えてくれます。
また、パステルカラーや小花柄のコットンクロスを、かごバッグの目隠し(内袋代わり)としてふわりとかぶせるだけでも、一気に春らしい表情に変わります。
【春のコーディネート例】
春の定番アウターであるトレンチコートと、かごバッグの相性は抜群です。
カチッとした印象になりがちなトレンチコートスタイルに、天然素材のかごバッグを合わせることで、肩の力が抜けた大人のカジュアルスタイルが完成します。
足元はバレエシューズやローファーを合わせて、フレンチシックにまとめるのが素敵ですね。
また、ふんわりとしたコットンブラウスにブルーデニムを合わせたシンプルなワンツーコーデにも、かごバッグがナチュラルなアクセントを加えてくれます。
夏:本来の魅力を最大限に引き出すアレンジ&コーデ
かごバッグが最も身近に感じられる夏は、素材そのものの涼しげな風合いを存分に楽しみましょう。
【夏のアレンジ例】
夏はあえて装飾を控えめにし、かごバッグの編み目や天然素材の質感を主役にするのが正解です。
アレンジを加えるなら、大ぶりのタッセルチャームや、クリア素材(アクリルやガラスなど)のキーホルダーをワンポイントで揺らすと、涼しげなアクセントになります。
また、海やプールなどのレジャーシーンでは、少し派手めなビタミンカラーのバンダナをハンドルにきゅっと結んで、元気な印象をプラスするのもおすすめです。
【夏のコーディネート例】
風通しの良いリネン素材のロングワンピースに大きめのかごバッグを合わせれば、それだけでリゾート感漂うリラックススタイルの完成です。
つばの広いストローハットと、かごバッグの素材感をリンクさせることで、コーディネート全体に美しい統一感が生まれます。
もちろん、白のロゴTシャツにリネン混のワイドパンツといった日常のカジュアルスタイルにも、かごバッグは欠かせません。
足元はヌーディーなサンダルを合わせて、涼感たっぷりに仕上げてみてください。
秋:こっくりカラーと異素材ミックスを楽しむアレンジ&コーデ
少しずつ肌寒くなり、お洋服の色味もトーンダウンしてくる秋。
この時期から、かごバッグの「異素材ミックス」という強みが大いに発揮されます。
【秋のアレンジ例】
秋らしさを演出するには、温もりを感じるアイテムをかごバッグにプラスするのがポイントです。
たとえば、落ち着いたボルドーやマスタードイエロー、クラシカルなチェック柄などの「こっくりカラー」のストールを、かごバッグの口にふわりと乗せてみてください。
これだけで、かごバッグの夏のイメージがすっと消え、秋の装いにしっくりと馴染むようになります。
また、レザーのハンドルカバーをつけたり、小さめのファーチャームを忍ばせたりすることで、季節の変わり目にぴったりな絶妙なバランスが生まれます。
【秋のコーディネート例】
秋に着たくなるケーブル編みのニットカーディガンや、テーラードジャケットのスタイルに、あえてかごバッグを合わせてみましょう。
ウールやニットといった温かみのある素材に、硬くてドライな質感のかごバッグを合わせることで、コーディネートに立体感と奥行きが出ます。
トラッドなチェック柄のプリーツスカートにショートブーツを合わせ、そこにコロンとした丸いフォルムのかごバッグを添えれば、どこかノスタルジックで可愛らしい秋コーデの完成です。
冬:重ためのコートスタイルに「抜け感」を作るアレンジ&コーデ
「冬にかごバッグ?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は冬こそ、かごバッグがおしゃれ上級者のマストアイテムになります。
【冬のアレンジ例】
冬のかごバッグアレンジの主役は、なんといっても「ファー(毛皮風素材)」や「ニット」です。
かごバッグの開口部を覆うようなエコファーのカバーを取り付けたり、中敷きや目隠しにモコモコのボア素材の巾着を使ったりすることで、一気に冬仕様へとアップデートできます。
また、ざっくりと編まれた厚手のチャンキーニットのストールを、無造作にかごバッグの上にかぶせておくだけでも、視覚的な温もりを感じる素敵なアレンジになります。
【冬のコーディネート例】
冬のコーディネートは、どうしてもダークトーンのウールコートやダウンジャケットなどで重たく、そして暗くなりがちです。
そこに重厚なレザーバッグを合わせてしまうと、全体が沈んだ印象になってしまうことがあります。
そんな時、手元に軽やかな天然素材のかごバッグがあるだけで、コーディネート全体にふっと空気感が生まれ、見事な「抜け感」を演出してくれるのです。
ブラックのロングコートにオフホワイトのタートルネックニット、そしてファーをあしらったかごバッグ。
このアンバランスさが、大人の余裕を感じさせる冬の洗練スタイルを作り上げてくれます。
オールシーズン使いやすい「かごバッグ」の選び方
これから「一年中使えるかごバッグ」を新しくお迎えしたいという方のために、選び方のコツをいくつかご紹介します。
まずは「素材と色味」に注目してみてください。
白っぽく明るい素材よりも、アラログ(籐の一種)や紅籐(べにとう)のように、少し色が濃くてアンティークのような深い風合いを持つ素材を選ぶと、秋冬のダークトーンのお洋服にも浮くことなく綺麗に馴染んでくれます。
次に「レザーとのコンビネーション」も重要なポイントです。
持ち手の部分や、フラップ(蓋)の部分に本革やエコレザーが使われているデザインは、かごバッグ特有のほっこり感を適度に引き締め、きちんとした印象を与えてくれます。
そのため、季節を問わずタウンユースがしやすくなります。
形に関しては、トレンドに大きく左右されないベーシックなトート型や、収納力のあるバケツ型を選ぶと、スカーフやストールを使ったアレンジがしやすく、長年愛用できるのでおすすめです。
まとめ:アレンジ次第で無限に広がるかごバッグの魅力
かごバッグは、春夏秋冬の季節に合わせて驚くほど多彩な表情を見せてくれる、とても奥深いアイテムです。
スカーフを一枚変えるだけ、チャームを一つ付け替えるだけで、まるで新しいバッグを手に入れたかのような新鮮な気持ちを味わうことができます。
「かごバッグは夏のもの」という固定概念を少しだけ手放して、ぜひ一年を通してあなたらしい自由なスタイリングを楽しんでみてくださいね。
お気に入りのかごバッグとともに、移りゆく季節のお出かけがさらに素敵な時間になりますように。
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