長く大切に使えば親子三代での使用も夢じゃない!
バッグインバッグと併用すれば冬でも使える山葡萄のかごバッグは、その耐久性はもちろん美しさも魅力のひとつ。
古来から愛され続けるのには理由がある。
今回はそんな山葡萄のバッグの秘密に迫ります。
山葡萄とは
冷涼地の山林に自生する野生種で、日本や韓国、樺太に多く分布しているブドウ科の一種。
太い蔓を他の樹木に絡ませ、高く伸びながら生長します。
実は生食や加工品に、蔓は籠をはじめとする収納用品の材料に、樹皮はなめし加工後に強靭なロープとして使用されるなど無駄のない植物として知られています。
美しい経年変化
山葡萄のバッグの魅力といえば、やはり艶と色合い。
使うほどに艶は増し、色合いは濃く深いものへと変化します。
変化の仕方は持つ人によって異なり、5年で変化の出る方や10年以上経ってようやく気づく方も。
使用頻度や住まいの環境、保管方法でその人だけの変化を見せてくれるので、世界にひとつだけのバッグと言っても過言ではありません。
驚きの耐久性
山葡萄は耐久性に優れ『母娘三代』と言われるほどの丈夫さも特徴。
大切に使えば40年、50年と使用することができるため、一生物のバッグとして購入される方も多くいらっしゃいます。
強靭であるからこそそのままでは使えず、なめし加工を施すなど本革と同じく手間のかかる素材でもあります。
その分高い耐久性を誇る山葡萄は、財産として手元に置きたくなる逸品です。
使用する前の注意点とお手入れ方法
作られたばかりの山葡萄のかごバッグは、樹皮や蔓がまだ馴染んでおらずささくれ立っている部分もあるため、柔らかい生地の洋服やストールに引っかかる可能性があります。
使うほどに手の脂や擦れなどでそのささくれも落ち着くので、それまでは十分に気を付けながら使用してください。
また、極度の乾燥はNG
なるべく通気性の良い場所で保管し、水に濡れた場合はドライヤーは使用せずふき取るだけに留めてください。
また、日々のお手入れに特別な作業は必要ありません。
使い終わったら柔らかい豚毛のブラシなどで埃を落とすこと。
そして最も大事なのは、たくさん撫でてあげること。
撫でてあげることでささくれも落ち着き、貴方だけの色に変化していきます。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |